舞台「WILD」
久しぶりに姿を見て、私のあの時の勘は間違っていなかったと証明するために書き殴ります。これは書き殴りです。なぜなら感情のままに書き綴ってるからです。でも、それくらい興奮させられた。
私が裕翔さんに魅せられたのはもう4〜5年近くも前。まだリトラが生放送で、まだ年齢としては若いし、Hey!Say!JUMPとして名前は知っているけれど、ひとりひとりの名前がちゃんと世の中に浸透しているかと言われたら否定される世間の時だった。事実私もその1人だった。
でも、そんな時に目に止まった。
まだ今よりもあどけなくて、可愛くて。アイドルって、ジャニーズってこんなにキラキラしてる人なんだって。私にそう思わせたのが中島裕翔だった。
そしてその演技力に圧倒されたのは1ヶ月後。ドラマ「デート〜恋とはどんなものなのかしら〜」だった。
恋愛に対する価値観が圧倒的におかしい2人に世の中の一般論とも言える、真正面から突っ込んでいく頭の硬さが目立つ役だった。
だけど、真面目だから面白さが際立つ。そんな今の裕翔さんの原点なんじゃないかと思わされるそんな役だった。
だけど、実は私はその前に裕翔さんの演技に気づいていない時期がある。
そこからさらに遡ること2年。ドラマ「東京バンドワゴン」の時のことを裕翔さんを好きになるまで気づけなかった。
ドラマ2話に出てくる増谷のお兄さん。原作ファンの私が1番好きなキャラクター。真面目で、曲がったことが好きではなく、心の優しいお兄ちゃん。少しおっちょこちょいかな? そしてドラマを見た時に「この増谷のお兄さんが好きだ」と大騒ぎした記憶がある。
それが実は裕翔さんだった。だから知らず知らずにどこか惹かれていたのかもしれない。
そんな裕翔さんの演技を好きになって、願っていたのは「外部の舞台」だった。
テレビ向きの演技なのはずっと分かっていた。でも、裕翔さんを離れた今でもずっと「裕翔さんの演技を生で見たい」とずっと願っていた。
その願いがやっと叶った。
舞台はJUMPAPERで予告されていた通り、複雑で難しくて、自分が迷子になっていた。
でも、それよりも裕翔さんの会話している演技を見て「やっぱり上手いな」と思った。
会話の演技ってテンポ感と間が重要だと思っている。それがめちゃくちゃ上手かった。あとは会話している時の仕草。ボールで手遊びしたり、貧乏ゆすりしたり。細かい。
裕翔さんの演技って自然なものが上手いんですよ。ほんとに。良い例が「半沢直樹」とか「HOPE 〜期待ゼロの新入社員〜」です。演技力が高いからこそ見せられるものだと思う。
カーテンコールの時にお辞儀した裕翔さんは本当に裕翔さんで、あの時好きになっていて良かった。私は間違っていなかったって考えたら自然と涙が出てきて。ああ、本当にかっこいい人だなあと思った。
離れてもう数年経つ。でも、その中でも「中島裕翔の演技が好き」の気持ちは変わらなかった。かっこいいと思うのは今でも中島裕翔ただ1人。本当に。今の子も、その前の子も「かっこいい」の感情を持てなかった。
でも、裕翔さんを好きで1番悔しいことは「裕翔さんが私の好きな人の中で最年少」なこと。そして、唯一のデビュー組。
これがジャニーズの現実。厳しいな。
降りた時にも思った。裕翔さん。幸せになってね。今よりももっともっと輝いて、「あの時、なんで降りたんだろう」って後悔させるくらいに手の届かないくらい遠くに行ってください。
貴方の幸せを遠くから願っています。舞台、最後まで走り抜けられますように。